カムカムエヴリバディ(11/19)

とうとう安子と稔の結婚が叶いました。そうなるんじゃないかと思いながら見てきていましたが、戦況が進み、徴兵できる人が少なくなって大学生までが出陣しなければならなくなった時期で、雉真のお父さんは商売の関係で時代をうまく読みながら生きてきた人ですから、ここまで来てしまっての徴兵は生きて戻らないかもしれないと薄々分かっていて、そういったことと、安子が良い和菓子屋の心優しいお嬢さんと知ったことが重なって結婚が許されたのかなと思っています。

 

私は、この安子パートは「昔ばなし」として語られているのだと思っていて、それは冒頭の "a long time ago" からも読み取れますし、この先を知っている誰かの目線で語られているお話と思えば、大事な部分だけをサクサクと進める展開にも合点がいく気がします。

だからこそ、安子と稔の結婚に至る道は物語のように美しく語られるのではないでしょうか。

 

ここまで殆ど齟齬もなくスムースに物語が進んできた中で、雉真の家の中で唯一異質な空気をまとう女性、美都里さんの存在が気になっています。どういった経緯で千吉さんと結婚をしたのかは分かりませんが、何かを言うと必ず「お前は黙っておれ」などと言われ、ほぼ相手にしてもらっていない様子。家の中で寂しい思いをし、それゆえ息子たちに愛情をかけるしかなかったとしたら…。この先、彼女がどう安子を受け入れていくか注目したいところではあります。

カムカムエヴリバディ(11/18)

f:id:swingmamma:20211118142311j:plain安子の祖父である杵太郎さん、戦時中で砂糖も小豆も手に入らなくなり、生き甲斐だった和菓子を作れないまま、ただ可愛い孫の幸せを祈りながら亡くなった。生前、ずっと「この足袋でなければ」とこだわり続けていた雉真の真新しい足袋で旅立った。

今は大企業の雉真、小せえ商店街の小せえ和菓子屋のたちばなも、お商売の原点は小さい、でもとても大事なものだった。互いに無関係ではなく、足袋はたちばなの先代の愛用品だし、おはぎは千吉も稔も大好きな一品。ここで両店の縁が繋がった気がする。孫の幸せを願って逝った、杵太郎さんが繋いでいった縁ではないだろうか。

また、雉真のお父さんに、小せえ商店街の小せえ和菓子屋を蔑む気持ちが無かったことにホッとした。規模に関係なく、互いの商売と経営を尊重する気持ちがそこにあった。

Twitterでドラマの感想を眺めていると、このドラマはすごい!信頼できる脚本!という褒め褒めの言葉の中に「〇〇とは違って」という意を含ませるのを忘れない人の感想はどうしても鼻につくし、たちまち嫌な気分になってドラマを見て高まった気持ちがスン…ってなってしまう。そういう言い方のクセはなくした方が良いと思う。

とりあえず最初の記事

何年かTwitterとか他のSNSをやってきて、限られた字数ではなかなか自分の言いたいことを伝えきれないし、過去に書いたことが流れていっちゃうしそれはそれで利点もあるんだけど、自分周りのちゃんと言葉にしておきたいことを残しておきたいと思うようになった。

20年前はブログを書いていて、そこでそれなりに交流なんかがあったりしたけど、子供が大きくなって自分が自分として考えることを一人の人間として言いたいことなんかをそれなりの字数で書いていこうと思う。

とりあえず今日はこれだけ。後でドラマの感想とかも書きます。