カムカムエヴリバディ(11/18)

f:id:swingmamma:20211118142311j:plain安子の祖父である杵太郎さん、戦時中で砂糖も小豆も手に入らなくなり、生き甲斐だった和菓子を作れないまま、ただ可愛い孫の幸せを祈りながら亡くなった。生前、ずっと「この足袋でなければ」とこだわり続けていた雉真の真新しい足袋で旅立った。

今は大企業の雉真、小せえ商店街の小せえ和菓子屋のたちばなも、お商売の原点は小さい、でもとても大事なものだった。互いに無関係ではなく、足袋はたちばなの先代の愛用品だし、おはぎは千吉も稔も大好きな一品。ここで両店の縁が繋がった気がする。孫の幸せを願って逝った、杵太郎さんが繋いでいった縁ではないだろうか。

また、雉真のお父さんに、小せえ商店街の小せえ和菓子屋を蔑む気持ちが無かったことにホッとした。規模に関係なく、互いの商売と経営を尊重する気持ちがそこにあった。

Twitterでドラマの感想を眺めていると、このドラマはすごい!信頼できる脚本!という褒め褒めの言葉の中に「〇〇とは違って」という意を含ませるのを忘れない人の感想はどうしても鼻につくし、たちまち嫌な気分になってドラマを見て高まった気持ちがスン…ってなってしまう。そういう言い方のクセはなくした方が良いと思う。