カムカムエヴリバディ (11/30)

ドラマを見て、どの部分に着目をして考察を深めるか、どういう楽しみ方をするかは人によって違い、自分と違った楽しみ方をしている人を否定するのは違うと思いますし、またドラマの正しい楽しみ方というものも決まっていないと考えています。

楽しむために見るドラマのことで対立したり、互いのことを罵り合うのは愚かなことではないでしょうか。自分自身、そういったことには与したくないものです。

 

さて今日のカムカムですが、勇が安子に金を渡してるいを連れて逃げるように促しました。その金はどこから出たものなのか(勇はまだ仕事をしていないので、小遣いとして渡されているものでしょうか、それにしても多そうに見えたので金持ちの息子は違うわね、とは思いました)いくらくらいを渡したのかは分かりませんが、親子2人で大阪へ行き住む場所を借りて何日か暮らせる程度には入っていたのでしょう。

 

今の時代でも女性が一人で子供を抱えて生きていくのは大変なことです。戦後すぐの、人の心が荒れている時代であれば尚のこと。さっそく安子が尋常でない苦労をしていくであろう、その端緒が描かれました。

こうなることが明らかだったからこそ、千吉さんは安子に見合いを世話して誰かに頼って生きていくことを勧めたのですよね。しかしそれは、雉真の大事な孫である「るい」を安子から引き離すことでもあり、安子には納得いかないことです。

 

今後、安子の作る芋飴がどのくらい売れるか分かりませんが、今日の様子を見ていると需要がそれほどあるように思えず、親子2人で生きていけるのか心配です。しかし、もうそろそろ安子パートが終わる頃ですので苦労を描く期間は長くない気がします。ゲゲゲの時に何ヶ月も極貧生活が続いたことを思えば、数日の貧乏生活などあっという間だと自分に言い聞かせながら見守りたいと思います。